2018年05月07日

契約とは何か

1.契約とは

契約とは、法的な責任が生じる法律行為をいい、一方の当事者の申し込みの意思表示と他方の当事者の承諾の意思表示で成立します。
簡単に言えば、「商品を売ります」という意思表示に対して、「その商品を買います」という承諾の意思表示をした時に契約は成立し、法的な責任が生じます。契約の成立は、当事者が合意すれば契約書等の書面は原則不要で、口頭でその契約は成立します。
ここで「原則」としてと表現したのは、口頭での意思表示だけでは足りず、例えば、保証行為、婚姻、協議離婚などのように契約書等のような書面での作成が必要となるケースや、契約の目的物を引き渡すことが必要とされている場合もあります。

2.法的な責任(拘束力)

契約の成立に伴い、契約当事者には法的な責任(拘束力)が生じます。
法的な拘束力とは、原則として、当事者で合意した内容についてはお互いにそれを守らなければならないことをいいます。その契約において、相手方に一定の行為を行わせる権利を債権といい、それを有する者を債権者、相手方に一定の行為しなければならない義務を債務といい、それを有する者を債務者といいます。
この債権、債務関係が契約により規定され、いったん契約が成立すると一方的に契約をやめたり、変更したりすることが原則できなくなり、それに違反すれば、債務不履行責任が発生し法的な責任が別途発生します。債務不履行責任を回避するには当事者で契約内容の変更、あるいは解除を合意するか、あるいは、その契約の内容が法律で定められた無効・取り消し・解除要件を満たす場合にはその発生を回避できます。
例えば、未成年者が親権者等の同意なく契約を交わした場合には、契約取り消し事由に該当します。

3.契約書の役割

上記の通り、契約は当事者の口頭で原則として成立しますので契約書のような書面は不要となります。それでは何故契約書を作成するのでしょうか。一般的には契約書は以下のようなことを目的に作成されます。

  • 当事者の誤解が生じないよう契約内容を明確にしておく(トラブル防止)
  • 契約の履行方法等を明確にしておく
  • トラブルが発生した場合の両者の証拠として利用する

4.契約書の記載事項

契約書の役割から記載条項はある程度一般化されています。

<一般的な条項>

  • 契約成立日
  • 契約当事者
  • 契約の目的
  • 契約内容(対象物、価格、履行時期やその方法、契約解除事由、損害賠償・違約金規定、等)
  • 契約の存続期間
  • 紛争時の取り決め(管轄裁判所、等)

5.まとめ

最近では契約書のテンプレートが容易に入手可能ですが、契約内容は当事者の状況によって様々です。テンプレートをそのまま利用することなく、必ず契約内容に即した修正、ないしは確認を行いましょう。また、専門的な知識や経験がないことを理由に不利な契約を締結するケースも後を絶ちません。そのようなことがないよう、法律の専門家にアドバイスを求めることも一つの選択肢といえるでしょう。

契約内容・トラブルの相談事例

2021年03月07日 14時21分(M.Oさんの相談)

非上場の会社に出資している者です。
出資した会社の状態が不明のため、今後財務内容を調査するための準備として、株主名簿の謄写を要求して
当方の株主としての立場を確認したいと思います。
相手が株主名簿の内容を明らかにしない場合、強制的に謄写を提供させることは可能でしょうか。

また、仮に株主名簿の謄写と直近3期分の決算書(BSとPL)を入手することを弁護士に
依頼することは可能でしょ...

2件の書き込み
2020年01月14日 03時16分(Jackさんの相談)

2016年に屋上発電所合同会社に投資しました。(200万)
投資後20年に渡り配当金をもらえることになっていましたが、
2017年(2年目)以降の配当金の支払いが止まっています。
何度も会社に電話しても「確認します」のみの回答でした。
何度目かの電話時に専用の問い合わせ先(社長の電話とのこと)の電話番号を聞いて電話しましたがつながりません。(留守電に残しても返答なし)
ネット検索し...

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ベストアンサーがあります
2019年04月26日 15時35分(T.Sさんの相談)

※この投稿は不適切な内容のため、運営者によって削除されました。

1件の書き込み
2019年03月18日 04時03分(ぱりーさんの相談)

取引先からいわれのない理由でトラブルになっています。今は当事者同士での解決を図るべく議論をしていますが、平行線のままです。仮に裁判になった場合に弁護士を立て、仮に当社が勝訴した場合、当社がお願いした弁護士に係る費用は相手方に請求できるものでしょうか?

2件の書き込み/ 1名の士業・コンサルタントが回答
ベストアンサーがあります
2019年03月06日 19時12分(Kakuさんさんの相談)

個人事業主です。得意先からの売掛金回収が遅延しています。契約書で遅延損害金(ペナルティ利率)を規定していません。この場合得意先にペナルティ利率も請求したいのですが、契約書でペナルティ利率を定義しなかった場合の法定利率はどのようになりますか?年6%はもう廃止されたのでしょうか?

2件の書き込み/ 1名の士業・コンサルタントが回答
ベストアンサーがあります

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